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《第2章》自然認識の基礎

 

●「4.自然のしくみ」のキワードである「共存」「循環」について

・新たなご参考として、野鳥誌99年1月号18〜19ページの「ひなこのお散歩鳥講座」でバードウォッチャー向けにやさしく解説したつもりですが、いかがでしょう?

 

・野鳥誌99年1月号44ページでの研修会速報にあるように、事例として、札幌支部の探鳥会の紹介が参考になりました。参加者に「市民が水が飲めるのは、水源地としての森が守られているからで、森を支えているのは野鳥や多くの生物のつながりである」という趣旨の解説をしているそうです。

 

《第3章》バードウォッチングの基礎

 

●40ページ「2.(2)外部形態」に関連して「探鳥会で、鳥の耳や鼻がどこにあるかという説明がウケル」という話しをいただきました(関東)。

 

●41ページ「2.(3)内部形態」に関連して

・鳥の消化器官として砂嚢を説明する際、焼き鳥の「砂ギモ」を思い浮かべてもらうとよいというアイデアをいただきました(関東)。

 

・41ページに「神経系の特徴」という項目をあげましたが、これは説明しにくいので、今後省略することにしました。「2.鳥の体」では個々の知識を伝えることではなく、飛ぶための適応や、適応の視点(進化の観点からワケを考える)で鳥の体のつくりを観察する見方、楽しみ方があるというご理解でかまわないと思っています。

 

・さらに、28ページ「3.(3)ヒトの分類」で述べたヒトという生物の体のつくりを見直すことに結びつけば、環境教育としての意義があると思います。その意味では、福岡支部の参加者から紹介された鳥の体とヒトの体を比べるゲーム(九州・沖縄)がおもしろかったので、次回ご紹介します。

 

 

 

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