<手順>
1] バードウォッチング後に、1人1枚(複数も可)のパードウォッチングカードを参加者に配って、自分で気に入った鳥、印象に残った鳥について(1)から(5)の項目に記入してもらう。
2] 参加者を指名してカードに記入したことを読み上げてもらい、残りの参加者で、それが何の鳥なのか名前を当てる。読み上げてもらう順番は(2)→(4)→(1)→(3)の順で、他の参加者から正解がでるまで。
3] 「案内人」は各参加者のカードをのぞかせてもらって、(4)食物や(2)環境が違う種を書いた参加者を指名していくようにする。
4] 食物や環境の違いが2、3パターンでたら、そこで切り上げてまとめにする。(探鳥会では「鳥合わせ」と呼ばれて観察した種を確認しあうことが多いが、このクイズ形式で全種の確認をしていたら時間がかかる)
5] なお、(3)はおもしろい行動が観察された場合に、取り上げて行動や暮らしに目を向けてもらうようにする。
6] 「案内人」のまとめのせりふの例としては、「主に木の技先の虫を食べる鳥、地上の虫を食べる鳥、水草を食べる鳥など、いろいろな野鳥が暮らしていくには食物となるさまざまな生物が必要です。また、開けたところにすむ鳥、繁ったところにすむ鳥、水辺にすむ鳥など、いろいろな環境が必要です。日本野鳥の会では「野鳥も人も地球のなかま」をキャッチフレーズに「自然と人との共存」の考え方を広めたいと考えていますが、いろいろな生物や環境があることが大切です。」などが考えられます。