1] 事故発生
事故者の確認と、前述3ポイントの実行。
2] 周囲の状況と事故者の様子の把握
全体の状況を、正しく迅速に判断する。事故者が何名いて、どういう状況であるのかにより、直ちにすべきかどうかを判断する。
3] 救助に向かうか協力者を得るかの判断
救助者だけで充分にできる状況なのかを判断する。もし無理だと思えば、他に協力者を得るために連絡をとる。連絡の手段がなければ、連絡の付くところまで移動しなければならない。その時は必ず二人以上で行動し、きちんとした情報を必ず持つことが大切である。必要に応じて、責任者、警察署、消防署、専門医への連絡をとるが、事故者の家庭にはある程度情報を整理してから連絡を取った方がいい場合もある。
4] 救急処置
事故者の様子を見ながら、ただちに処置すべき傷病か、時間に余裕のあるものかを判断する。事故者が複数の場合は、この判断が重要である。
5] 直ちに処置すべき状況
心臓停止、呼吸停止、意識障害、大出血、やけど、服毒などである。(ここでは具体的な処置法については省略する)
6] 時間に余裕のある傷病の場合の処置
適正な処置を施す。ただし、処置を施す場合、常にその場所が安全であるかを確認すること、また、必ず実施者は感染防止のためのバリア(ゴム手袋)を装着のこと。
必要な用具や薬品は救急用品として携帯しておきたい。
7] 救急処置後の行動
事故者の様態のチェックをしながら悪化させないよう保温、体位などに注意する。