2] 関連性(自然界のつながり)に気づいてもらう
1) 生物同士のつながり(生産・消費・分解、すみわけや食いわけ)
2) 生物と環境とのつながり(種ごとの生息環境の違い)
3) 姿かたちのワケ、暮らし方のワケ(種ごとの適応)
持続可能な自然のしくみ「共存」と「循環」を知る
【第3ステップ】「野鳥を通して自然を守る」ために
1] 自然を守る意識、意欲を持ってもらう
2] 自然を守る考え方、「自然と人との共存」の考え方を知ってもらう
3] 自然を守る方法を知ってもらう
4] 自然を守る行動に参加してもらう
第3ステップについては、あらためて第7章で説明します。
これらはあくまで例ですので、順番通りでないこともあります。例えば、自然の多様性や関連性に気づいて関心を持つ人もいるし、守る行動を通して、自然のしくみを理解するようなこともあるかもしれません。
対象別の対応については第7章でふれますが、小学校低学年以下の場合は、第2、第3ステップを理論的に展開するのは難しいと思います。低学年以下では、生物愛護のレベルで共存のイメージは伝わるかもしれませんが、楽しい自然体験自体を目的にしてよいと思います。