ウ 事件、事故の発生状況を的確に把握して、地域安全ニュース(15,000部)を作成、強制猥せつ事件や金融機関、深夜スーパーに対する強盗、ひったくり等に関する情報を一般家庭、学校、自治会、各職域等に配布するとともに市、村の広報紙への記事の掲載を依頼して、積極的に広報活動を実施した。
エ 誘拐、猥せつ、痴漢等の発生防止を目的とした子ども110番「太陽の家」について、防犯ボランティアや学校、PTA等が中心となり、児童、生徒に対し、「太陽の家」の指導、浸透を図るとともに、チラシ(7,000枚)を作成し、各家庭や職域、団体等へ配布するとともに、商店やガソリンスタンド等に大型看板を設置し、広報啓発を図った。
(3)防犯活動の推進
ア 各種防犯大会、防犯連絡会の開催及び参加
全国地域安全運動出発式の開催、地域安全パトロールへの参加、暴力団追放県民大会、祭会場における安全パトロール等に参加し、防犯連絡会を開催する等防犯活動を推進した。
イ 「安活デー」における防犯診断の実施
毎月第一金曜日の「安活デー」には、地域安全推進員等を動員し、一般住宅の防犯診断と防犯チラシ(地域安全情報)を作成し、自治会や地域住民に配布し、地域安全活動を推進した。
ウ 風俗環境浄化活動の推進
毎月「少年を守る日」に、地域安全推進員、少年補導員、自治会長、PTA等を動員し、ピンクチラシの撤去、カラオケボックスおよび居酒屋等繁華街における街頭補導活動を実施し、風俗環境浄化活動を推進した。
4 活動事例
豊見城地区防犯協会は、平成9年12月に那覇地区防犯協会(那覇警察署管内)から分割したため、新に各種防犯ボランティア団体を結成した。
また、平成10年度の「地域安全活動モデル地区」に指定され、当面推進すべき地域安全活動を検討するため、自治体や自治会、職域防犯ボランティア、地域安全推進員、地域の有識者等の参加のもと、「地域の安全を語るフォーラム」を開催した。
豊見城警察署管内では、数年前から、登下校中の生徒や公園内での児童に対する変質者による「声かけ事案」「猥せつ事案」等が頻発していたことから、地域住民の身近に発生する犯罪に対する防犯活動として、児童、生徒を犯罪から守る活動を重点に推進することとし、過去におけるこの種事実の発生状況や学校、PTAの要望、人家の状況等を勘案し、学校通学路住宅及び学校周辺住宅、各商店、ガソリンスタンド等に協力を依頼し、
○ 誘拐、痴漢等の被害防止を目的とした子供の保護活動
○ 不審者等の出没及び被害発生時の110番通報及び学校、保護者等への連絡
○ 不審者出没等危険箇所の通報
を目的とした「こども110番(太陽の家)」を168箇所設置した。
更に、その効果があがるよう、市、村の教育委員会、PTA、自治会を巻き込み、
○ 「太陽の家」のチラシ(7,000枚)を作成し、各家庭に配布するとともに、各種防犯集会等で配付し、地域住民に対し協力を依頼