1 都道府県名
沖縄県
2 モデル地区名
豊見城地区地域安全活動促進モデル地区
3 重点となる活動項目
(1)防犯団体の結成促進
豊見城地区防犯協会は、平成9年10月22日に豊見城警察署が新設されたことに伴い、地域住民が一体となって各種犯罪や事件、事故に対する地域安全を推進するために同年12月11日に設立された。
同地区は、観光客等の乗客数が年間900万人にものぼる全国有数の実績をもつ那覇空港が所在することや、沖縄自動車道の南進道路・沖縄都市モノレール等の建設等、各種大型事業が進められ、急激な都市化へ進展する反面、少年を取り巻く地域環境や犯罪情勢が悪化しつつあり、犯罪や事件、事故のない安心して暮らせる安全な街をめざすには、多くの職域及び地域ボランティアの協力が不可欠であったことから、傘下防犯団体の結成に務めた。
ア 子ども110番「太陽の家」防犯協力会の結成
○ 結成年月:平成10年4月30日
○ 会員:168名
イ 金融機関防犯連絡会の結成
○ 結成年月:平成10年7月13日
○ 会員:34店舗
ウ アパート等地域安全連絡協議会の結成
○ 結成年月:平成10年9月29日
○ 会員:25業者
エ 遊技場防犯協力会の結成
○ 結成年月:平成10年10月13日
○ 会員:15業者
(2)広報活動の実施
ア 全国地域安全運動期間中、県下大手スーパー(沖縄ジャスコ)横広場において、地区内の小学校吹奏楽部及び少年若獅子会による「地域安全ふれあいコンサート」を開催して、多くの参観者に地域安全活動の意識高揚を図った他、マスコミにより大きく報道された。
イ 豊見城地区防犯協会が設立されて一周年を迎えるに当たり、今後の地域のニーズに添った地域安全を考えるため、地域有識者、防犯ボランティア等多数の参加のもと、「地域の安全を語るフォーラム」を開催した。
フォーラムでは、地域の身近に発生する「犯罪や事故をいかにして防止するか」をテーマに問題点を提起し、現状と対策を活発に話し合った。
フォーラムと合わせて、同会場において「ミニ防犯展」を開催し、地域住民に対する地域安全の意識高揚を図った。