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1 都道府県名

長崎県

 

2 モデル地区名

長崎地区地域安全活動促進モデル地区

 

3 重点となる活動項目

(1)地域安全活動基盤の確立

(2)児童生徒を守る公園対策の推進

(3)通学路の点検及び「子ども110番の家」設置推進

(4)「生活安全ニュース」専従員の委嘱と広報啓発活動の推進

(5)商店街環境浄化に向けた安全対策

 

4 活動事例

(1)地域安全活動基盤の確立

長崎警察署管内が平成10年度から1年間モデル事業の推進地区に指定されたことから、地区防犯協会連合会を母体として各種安全対策を推進することが決議された。

同防犯協会は防犯連絡所長831名で構成され、また各防犯連絡所長の代表が自治会長となっており、更に各校区の自治会長の代表者が理事となって校区別に17地区に分けた組織構成となっている。

このようなことから日吉・南校区を茂木校区に統一し、15校区に分けて各校区の理事をモデル地区の推進員として活動することになり、長崎警察署・長崎市防犯協会が支援するという形で平成10年6月29日に地区防連、長崎市役所、警察等で

「長崎地区地域安全活動促進モデル事業推進協議会」(別添組織図参照)

を結成発足させた。

(2)児童生徒を守る公園対策の推進

平成9年、神戸市内で発生した小学校6年生の男子児童殺害事件をはじめ、県内においても小学4年女子が車で拉致されるという事件が発生し、また当署管内でも「声掛け事案」「付きまとい事案」等が発生していることから、この種事案の未然防止及び再発防止を図るため、犯罪の場所となりやすい危険箇所の点検・早期解消を行うこととし、まず児童が集まる公園の点検を行うこととした。

そして、市内67公園の点検を実施したところ、6箇所の公園で植込や樹木の茂った箇所,いわゆる死角部分が認められたため、危険箇所として同公園を管理する長崎市役所公園緑地課に伐採を要請し、また、地元住民に連絡し理解を求めたところ、子供達や地域住民の憩いの場所となる公園対策に積極的な賛同を得たことから、自治会長等の立会のもと伐採が実施された。

この公園対策についてはニュースで報道されるとともに、新聞にも掲載された。

(3)通学路の点検及び「子ども110番の家」設置推進

子供の安全確保対策として、児童生徒の通学路沿いや遊び場等の周辺に住んでる方や、商店・事業所の方々に「子ども110番の家」の表札を掲示して頂き、「声掛け事実」や「痴漢」等の被害にあった子供たちの保護と警察への通報をお願いしてもらう「子ども110番の家」の設置推進を、自治会長、学校関係者、育成会等に協力依頼し設置推進した結果

 

 

 

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