13小学校・10中学校 729箇所
を設置した。(設置率100パーセント)
設置に当たっては、学校関係者等からの依頼により、警察と共同した通学路の危険点検を行うなど、子供の安全確保対策に関する関心の盛り上がりを見せた。
また、当署では協力者に対し子供が助けを求めてきた場合の心構えや、子供からの聴取要領等について説明した下敷きを配布し協力を呼び掛けた。
(4)「安全ニュース」専従員の委嘱と広報啓発活動の推進
当署では、地区防犯協会及び職域防犯協会から援助を受け、定期的に「生活安全ニュース」を発行しているが、更に平成9年1月より年間約15万円の予算の援助を受けて、桜馬場中学校少年を守る母の会会員で
九州産業大学芸術学部美術科卒業
主婦 井上公子(43歳)
に専従編集員の委嘱を行い,本格的な発行を行っている。
平成10年度は
年2回 4,000部×2回=8,000部
の「生活安全ニュース」を発行したが、その他、地域課の交番・駐在所も地域に密着したミニ広報紙を発行し,生活安全課においても事件・事故等が発生した場合に、警戒を呼び掛けるため金融機関、職域防犯協会、深夜スーパー等に対しタイムリーな広報啓発活動を実施している。
また、各地区の催しがある際にも、自治会長・防犯連絡所長等の協力を得て安全キャンペーンを実施するとともに、各防犯協会や関係団体と合同によるキャンペーンを実施するなど、各種の広報啓発活動を積極的に実施している。
(5)商店街環境浄化に向けた安全対策
当署管内の浜市商店街は長崎市内一番の繁華街であり少年による万引きや溜り場、ゴミの散乱、違法駐車等により環境が悪化している状況にある。
よって、浜町6商店街では「浜んまち ぶらぶら みまわり隊」を結成し、12月24日に発足式を開催した。
活動員は、商店街の高橋市郎氏を代表に6商店街からそれぞれ2名の計12名の委員を選出し、青年部会(約170名)を中心に活動予定である。
活動に当たっては10名位がそろいのジャンパーを着用し、警察官で2名位で官民一帯となった定期的な巡回を行い
○ 放置バイク・自転車等の整理整頓
○ 青少年の溜り場把握(い集族の把握)、青少年の非行防止
○ 商店街の美化活動
などを実施予定であり、安全活動の草の根的な広がりを見せた。
5 モデル地区活動の効果
前述のとおり、「子ども110番の家」の設置に当たっては、学校関係者、PTA、自治会、少年補導員の子供の安全確保対策に全面的な協力が得られ、管内全域に設置を完了したが、その後も、設置希望の協力者が増える状況である。