イ リーフレット「覚せい剤乱用防止ガイド」 Q&A Never Touch 12,000部を購入同様配布した。
ウ 全防連企画制作防犯ビデオ「狂気の構図」を15部購入、管内の中・高校14校に教材として配布、各校で使用させ生徒個々に「薬物乱用の恐さ」を認識させたところ、各校共に異口同音「薬には、絶対手は出さんぞ」との生徒の言葉が聞かれ、薬物汚染防止に非常に効果があった。
エ 標語入り鉛筆の作成配布
{薬物乱用、ダメ。ゼッタイ! 「やりません」断る勇気が身を守る}の標語入り鉛筆12,000本を作成、各種会議をはじめ、交番などの訪問者に適宜配布して好評であった。
(4)安全環境の点検整備の促進
ア 水の危険箇所の点検と危険標識などの設置
6月5日、モデル地区指導員・推進員、交番員、協会職員など13名により、事前点検した水の危険箇所について「危険立札」6本・赤旗24本を設置し、水の事故の未然防止措置を講じた。
イ 防犯灯の点検整備
8月5日、モデル地区指導員・推進員、松山市、四国電力社員、生活安全課員、交番員,防犯協会職員等23名を3班に編成、モデル地区内を3分割して各班を割当て防犯灯の点検を実施した。その結果、球切れ14灯、設置位置不適1ケ所、支柱老朽1本、器具不良6個を発見、その後、旬日のうちに整備し、夜間における犯罪や事故の未然防止に努めた。
ウ 子供を守るための避難場所「まもるくんの家」の設定
平成9年中に、管内各小学校ごとの通学路に、50箇所、計1,018箇所の「まもるくんの家」設定のところ、コンビニエンスストア等深夜営業店の協力により同店舗41箇所にステッカー「まもるくんの家」を貼付し設定した。
4 活動事例
幼児弱者対象連去り誘拐防止教室の開催
モデル地区内に存する大規模幼稚園(実人員500名)に協力を求め、事前に園児保護者に開催趣旨など記載した開催協力要請状を発して了解を得たうえ、同園保母をして年長組・年少組に応じたビデオを観賞させたうえ、CPコミックス「子どもを誘拐から守るために」を素材に「五つのやくそく」を5枚の防犯パネルに作成して交通安全教室などで経験豊富な交通指導員の協力を得て腹話術により「知らない人についていってはいけません」など連れ去り・誘拐防止教室を開催した。園長から非常に見事な企画であり園児も十分理解できたとの感想が述べられ、他の幼稚園でも実施して貰いたいとも付言された。
5 モデル地区の効果
古川地域安全活動促進モデル地区は、過密な住宅街化がめざましく、南北に貫通する主要地方道東西に市道が貫通しており、朝夕は、官公庁・会社事業所の通勤者等の車両が輻輳を極め、また、日中は物流などの商用車が往来して交通量は大であり、イベント開催場所の確保に窮したが、今回のモデル地区の指定を契機に地域ぐるみの安全対策や自主活動の気運が高揚し、地元紙も関心を示し、同紙にモデル地区協議会会長を氏名写真入りで「安心できる地域づくりに意欲」のタイトルで報道するなど地域安全意識の高揚に大きな役割を果たした。
モデル地区内は、犯罪・事故の発生では、平年の横ばい状態であるが、今回の取組みにより地域の連帯意識を呼び戻し、将来の地域安全活動が円滑に運ぶものと見込まれる。