(5)全国地域安全運動の実施と積極的な参加
ア 大学生防犯ボランティア構成員を一日婦人警察官に委嘱し、防犯関連各種団体の協力を得て、駅頭において街頭キャンペーンを展開した。
イ 高齢者の積極的な社会参加と防犯意識の高揚を図るため、多摩川河川敷において「多摩防犯のつどいゲートボール大会」を開催した。
(6)大学生防犯ボランティア組織の結成と地域安全活動の推進
神奈川県下においては、初めての大学生防犯ボランティアが多摩区居住の大学生を中心に組織化された。同組織は、平成10年10月13日発足式を行うとともに、その後、各種地域安全活動の中核となって積極的に活動を推進中である。
(7)青少年を取り巻く有害環境浄化活動の実施
少年補導員連絡協議会、防犯ボランティア等と連携して、小田急線及びJR各駅周辺及び商店街等において、青少年に対する街頭指導を行うとともに、少年に有害なピンクポスター、立看板、チラシ等の除去並びに関係者に対する働きかけ等を実施し、有害環境浄化に努めた。
(8)地域安全ニュースの発行による防犯意識高揚活動の実施
犯罪発生実態に合わせ、防犯対策を重点とした「地域安全ニュース」を発行、配布又は回覧して地域住民の注意を喚起し、再発防止のための広報活動を推進した。
5 モデル地区活動の効果
モデル地区の指定を受けたことにより、モデル地区推進指導員・推進員、防犯指導員及び地城防犯連絡員が中心となり、防犯協会、自治会、地域ボランティア並びに多摩区役所等自治体職員までまきこんで、地域安全活動が推進された。また、具体的な活動を重ねるごとに活動の成果が表れ、自らの活動を強く認識するとともに、防犯活動に当たっては、統一された服装で取り組んだことから、推進指導員・指導員の自党を高めただけでなく、地区内住民にも広くアピールして地域安全活動に対する関心を高め、「自分たちの街は自分たちで守る」という意識を高揚させる効果があった。