1 都道府県名
神奈川県
2 モデル地区名
菅町会
3 重点となる活動項目
(1)多摩地区地域安全推進協議会総会の開催
(2)地域防犯連絡所班長会議の開催
(3)「防犯の日」における地域安全活動の実施
(4)防犯相談所・薬物乱用防止教室の開催
(5)全国地域安全運動の実施と積極的な参加
(6)大学生防犯ボランティア組織の結成と地域安全活動の推進
(7)青少年を取り巻く有害環境浄化活動の実施
(8)地域安全ニュースの発行による防犯意識高揚活動の実施
4 活動事例
多摩警察署は、神奈川県の北部に位置し、管轄区域は、川崎市多摩区で人口約19万人である。多摩区は、多摩川を挟んで東京都と接していることから急速にベットタウン化が進行し、また、明治大学、専修大学、日本女子大学等があることから学園都市の形態をも成している。
地域安全活動は、従来から多摩防犯協会を中心に推進していたが、平成10年度「モデル地区」に指定されたことに伴い、より積極的に活動を展開した。
主な活動事例は次のとおりである。
(1)多摩地区地域安全推進協議会総会の開催
平成10年5月26日、総会を開催して活動事項について協議するとともに、「地域安全推進委員活動マニュアル」を作成し、これに基づき具体的活動要領等についての認識を深めた。
(2)地域防犯連絡所班長会議の開催
当地区には、地域防犯連絡所が10地区179箇所委嘱されており、それぞれの地区に班長を指定しているが、毎月27日を定例班長会議の日と定め、各班長が各地域の実態、地域住民の要望事項を報告し、活動重点・方針等について協議した。
(3)「防犯の日」における地域安全活動の実施
毎月10日を「防犯の日」と定め、地域安全推進委員を中心に、多摩区全体で地域安全パトロールを積極的に推進した。
(4)防犯相談所・薬物乱用防止教室の開催
ア 多摩区民祭、盆踊り、親子運動会の会場等において、防犯相談所を15回開催し、防犯意識の高揚を図った。
イ 管内の小学校、中学校、高等学校の生徒・父兄を対象として、覚せい剤等薬物乱用防止教室を30箇所で開催し、薬物乱用防止意識の高揚を図った。(参加人数,延べ9600人)