日本財団 図書館


・「東茨城郡PTA連絡協議会」を開催し、美野里町、小川町等郡内学区における児童・生徒の校外指導等について協議するとともに、防犯講話を実施し、少年非行概況及び地域安全パイロット活動推進についての啓発を行った。

・石岡市立石岡中学校、小川町立小川南中学校において、それぞれ「非行防止父兄懇談会」を開催し、万引きやバイク盗、いじめ問題等少年の問題行動に関する懇談を行い、併せて防犯啓蒙を図った。

・水戸市で開催された「地域安全県民大会」へ参加し、意見交換会を開催するなどして、地域安全意識の高揚を図った。

 

4 活動事例

〜地域安全パイロット事業の推進〜

平成10年度「モデル地区」の指定に伴い、かねてより活動していた民間ボランティアである防犯連絡員の活動の活性化を図ることを目的として、地域安全推進指導員、同推進員を中核に、各地域の行政リーダーや各種ボランティア活動員等を取り込んだ防犯連絡員の委嘱等組織の見直し充実を図り、地域住民による「安全で安心して暮らせる街づくり」をスローガンに、官民一体となった各種地域安全活動を推進した。

活動の主なものとしては、前記のとおりであるが、地域安全キャンペーン、地域安全懇談会等を推進したほか、とくに未結成であった「こどもを守る110番の家」設置促進に向けて地区内の学校、教育機関と協議連携を進め、玉里小中学区(177箇所)、美野里小中学区(356箇所)、石岡小中学区(769箇所)、千代田小中学区(441箇所)の結成が図られた。

各地域で体験教室を開催し、広報を実施して、「地域ぐるみで地域の子供を見守り育てていくことが大切」等、地域安全活動の重要性を再認識した旨の反響が寄せられた。これは、地域安全推進員等の働きかけなど活動が奏功したもので、以後の各種地域安全活動への参加に主体性、積極性等がみられるようになった。

 

5 モデル地区活動の効果

地域を巻き込んだ活動及び地域の主体性のある活動を指針に、

○ 地域安全推進員、防犯連絡員、少年指導委員等が参加の各種キャンペーン

○ 集団による駅前等パトロール

○ 広報紙の発行

等による地域安全啓蒙活動を推進した結果、

○ 地域安全活動に対する地城の積極的参加

○ 防犯連絡員等ボランティアの地域への浸透

○ 自治体,地域住民が一体となった環境浄化

○ 地域住民からの各種地域安全情報の提供

等がなされ、地域住民の地域安全に対する意識の高揚が図られた。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION