1 都道府県名
福島県
2 モデル地区名
「メッシュセフティ蔵のまち・喜多方」
3 重点となる活動項目
(1)防犯灯設置要請活動の推進
モデル地区「メッシュセフティ蔵のまち・喜多方」には,喜多方市松山町鳥見山字下天神地内に90区画を擁する通称「桜ケ丘」団地があり、今後、喜多方地区の中核ベッドタウンに発展する地域であることから、居住環境そのものを犯罪等に強い構造にしていくという、ハード面からの防犯対策強化の一環として、防犯灯の必要箇所の点検及び行政等関係機関に対する設置要請活動を推進中である。
(2)各家庭門灯の一斉点灯運動の呼び掛け
「桜ケ丘団地」には、90区画中30世帯が入居し、現在も建設中である。「環境設計による犯罪のない街づくり運動」を推進するためには、そこに居住する住民自らが、安全で快適な生活環境づくりを自覚する必要があることから、現在居住中の住民に対し、夜間の一定時間、各家庭の門灯を一斉に点灯する運動を推進中である。
(3)地域安全パトロールの強化
地区の実態把握と各種の事件事故の未然防止のため、地区安全推進員が、防犯協会松山支部、喜多方地区防犯指導隊松山分隊及び防犯連絡所と連携し、地域安全パトロールを実施した。
(4)各種防犯診断及び危険箇所等の点検活動の推進
地域住民と協力し、団地内の各家庭、駐車車両、防犯灯はもとより、空き地、公園、道路、樹木等の防犯環境の点検、診断を実施し、暗がりや死角、危険箇所、問題箇所等を無くすための活動を推進した。
(5)地域安全広報啓発活動の推進
団地住民に対する安全意識の啓蒙と地域安全運動への参加を呼び掛けるため、地域安全ニュースやチラシを作成し、防犯環境の現状や地域安全活動の取組状況についての広報・啓発活動を行った。
(6)地域コミュニティの醸成と地域安全意識の浸透
地域安全活動推進員は、団地内の催しや各種活動に積極的に参加し、地域住民とのふれあいを通して、連帯意識を醸成するとともに、「自分たちの地域は自分たちで守る」との意識の浸透を推進した。
4 活動事例
推進員等は、「桜ケ丘団地」が現在造成進行中の団地であることから、地道な活動に徹したが、今後は状況の推移に応じて、より強力な活動を展開することとしている。
5 モデル地区活動の効果
(1)地域安全活動推進員が中心となり、「環境設計による犯罪のない街づくり運動」を団地内の住民に働きかけてきたことによって、地域の連帯意識と地域安全意識の浸透を図ることができた。