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伊万里港を利用する生産・消費地を県別にみると、輸入では、佐賀県のシェアは30%にとどまり、福岡県が45%、長崎県が14%となっている。特に輸入品目の6割を占める製材品と家具は福岡県が主要な消費地となっている。

輸出でも、佐賀県のシェアは17%と低く、長崎県が46%、福岡県が20%を占めている。特に最大の輸出品目である中古タイヤは長崎県発である。

 

表3-3-9 伊万里港を利用する生産・消費地と取扱品目

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資料)佐賀県港湾課資料より三和総合研究所作成

 

2]佐賀県において生産・消費される外貿コンテナ貨物との比較

 

1993年11月に佐賀県において生産・消費された外貿コンテナ貨物の年間換算値と97年4〜12月の伊万里港での取扱実績を比較すると、その量には大きな隔たりがあり、佐賀県の主要な生産・消費品目が必ずしも伊万里港を利用している訳ではない。

 

表3-3-10 佐賀県の主要生産・消費品目と伊万里港の主要輸出・輸入品目

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資料)「平成6年度外貿コンテナ貨物流動調査」運輸省港湾局.大蔵省関税局、佐賀県港湾課資料より三和総合研究所作成

 

 

 

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