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(4)利用港湾別貨物量

 

九州域内で発生、消費される外貿コンテナ貨物は、ほとんどが北九州、博多、神戸、大阪の4港で積み卸しされている。港湾別にみると、輸出では北九州、神戸、博多、輸入では北九州、博多、神戸の順となっている。

九州域内と域外で分けてみると、輸出の4割、輸入の2割が域外の港湾に流出している。1989年と比較すると、輸出においては北九州港、輸入においては、博多港の比率が高まり、九州域内の港湾の比率が高まっている。

長崎、佐賀両県にあっては、輸出では博多、神戸両港の比率がいずれも3〜4割と両港併せて7割以上と高いのに対し、北九州港の利用が他県よりも低く2割以下と低くなっている。これは(3)でみたように、両県の輸出相手先が北米を中心としていることに関係があると考えられる。輸入では、長崎県において神戸港の比率が3割強と高くなっていることが特徴であり、佐賀県では、博多、北九州両港の比重が7割強と高くなっている。

 

表3-2-4 九州発着貨物の利用港湾(1か月値)

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資料)「平成5年度全国輸出入コンテナ貨物流動調査」運輸省港湾局より三和総合研究所作成

 

 

 

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