5]業界団体によるパッケージソフトの斡旋(共同購入)
パッケージソフトの活用により、中小事業者のEDI化への取り組みが容易化すると考えられるため、業界団体が斡旋することによってパッケージソフトの導入を促進する。その際には、業界団体で共同購入することにより、ソフトの価格引き下げの可能性も検討する。
6]インターネットEDIのトライアルの実施
インターネットの普及により、インターネット関連の機器及びソフトのコストが急速に下がってきている。また、インターネットの通信コストは従来の通信手段に比べ安い。このため、インターネット技術の活用により、EDIの導入コストが下げられる可能性が高まっている。また、インターネットを通じて必要なソフトをダウンロードできれば、実務面で導入にかかる負担を縮小できる。こうしたことから、インターネットEDIは、中小事業者へのEDI普及の手段として注目されてきている。
業界団体等が中心となり、このような中小事業者向けのEDIソフトをインターネットで参加者に提供し、それを使ったEDIトライアルを、九州地域において実施する。インターネットEDIにはセキュリティの問題がつきまとうが、出荷指示情報など比較的機密度が高くない情報を扱うことで、トライアルの実施を考えることができる。