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2]インターネットの活用

インターネットの普及に伴い、TCP/IPやWeb技術などをEDIに活用する動きがある(インターネットEDI)。

たとえば、テキストファイルや電子メールによる受発注情報などのやりとりが進み、ホームページを使ったEC(Elecronic Commerce)なども出現しており、手軽なEDIツールとしてインターネットが活用され始めている。

また、取引に必要なアプリケーションをインターネットを通じてインストールできれば、実務的な負担が軽減され、EDIの導入が容易になると考えられる。

インターネットそのものの脆弱性(盗難、改ざん、なりすましなど)もあり、セキュリティ面などで課題があるものの、インターネットEDIは、EDIのコスト低減と中小事業者への普及の切り札として注目されているところである。

*インターネットEDIの類型

1)ファイル転送型

EDIの通信手段として、従来のVAN経由や公衆回線による直結などの代わりにインターネットを使用するもの。

2)WWW型(Web-EDI)

ブラウザとWWWサーバとの間で情報交換を行うもの。いくつかの運送事業者では、荷主のブラウザからの照会で貨物追跡情報をインターネットを通じて提供するサービスをすでに開始している(西濃運輸など)。

 

図4-2-3 西濃運輸の貨物追跡サービス

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資料)http://track.seino.co.jp/cgi-bin/gnpquery.pgm

 

 

 

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