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図3-4-6 情報化に対して期待する効果(保有車両数別)

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(4) 物流共同化を推進するときの課題

 

物流共同化を推進するときの課題については、「求貨・求車情報システムの普及・情報量の拡大」(41.4%)が「システムの改良・使い勝手の向上」(21.9%)よりも多くの事業者から課題としてあげられており、システムそのものの普及がまず必要であると考えられる。

また、「トラック事業者間の情報共有による積み合わせ輸送システムの開発」を3割弱の事業者があげており、自発的な物流共同化のためのシステムの開発・導入への機運の高まりをみることができる。

意識面では、「荷主業界の物流共同化意講の向上・協力」(36.5%)をあげるケースが多い。逆に事業者側の「企業情報の共有化に対する抵抗感の払拭」(9.5%)といった課題はそれほどあげられていないことから、荷主の意識改革が物流共同化の推進におけるひとつの課題になっていると認識できる。

 

 

 

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