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2]海外先進事例研究

物流情報化においては、国際標準への対応が重要であること、シンガポール等積極的に推進している地域があること等から、海外における物流情報化の先進事例について検討する。

 

(4) 基本方向別の物流情報化の推進方策

 

(1)で整理した基本方向に基づき、物流情報化を活用した新たな物流のあり方、実際の物流情報ネットワークのあり方や、物流情報化を推進していくための方策などについて、検討を行う。

検討方法として、トラック事業者、荷主企業などへのヒアリング調査などを行なうとともに、必要に応じてワーキンググループを開催することなどにより、検討内容の具体化を図る。

1]物流情報化を活用した新たな物流のあり方

中小事業者を含めたトラック運送事業を中心とする物流事業者の高度化、国内陸海一貫輸送及び国際複合一貫輸送の推進などの観点から、物流情報ネットワークを活用して、物流の効率化・高度化などが実際にどのように実現するのか、ネットワークの活用方法を検討し、その結果を踏まえて現在とは異なる新しい物流のあり方を明らかにする。また、物流情報化の推進によって、新たに発生することが予想されるビジネスチャンス、それを活用した事業展開の方向性などについて検討する。

【検討分野】

・情報の共有化による物流共同化の促進

・中小トラック事業者における取引の継続・安定化

・企業間の規格不統一に伴う弊害の解消

・国内海陸一貫輸送促進のための情報ネットワーク化

・国際物流の情報化に対する九州域内事業者の対応力向上 等

2]物流情報ネットワークのあり方

1]で検討した新たな物流のあり方を踏まえ、9年度調査で抽出した物流情報化の推進に向けた課題をもとに、その実現のために求められる物流情報ネットワーク形成のあり方を検討する。

【検討項目】

・情報通信基盤、情報機器などのハード面のあり方

・システム(ソフトウエア)構築のあり方

 

 

 

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