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3. 調査内容と方法

 

[平成10年度]

 

(1) 九州における物流情報化の基本方向

 

平成9年度調査で検討した物流情報化の目指す方向、及びその推進に向けた課題を九州における物流情報化の基本方向として再整理する。また、10年度調査においては、その基本方向別に物流情報化の推進方策を具体的に検討していくこととし、ここで重点的に検討すべき分野を明らかにする。

・物流情報化の意義・目標

・重点的に検討すべき分野

・推進方策を検討する際の視点 等

 

(2) 物流情報化に関する最新動向

 

1]物流情報化に関する新技術・新システムの開発・導入状況

国際標準規約であるEDIFACTのわが国の物流への導入や、道路運送事業における高度道路交通システム(ITS)の活用などは、現在、その研究調査や開発が進められつつある段階にある。このため、9年度調査を踏まえ、さらに文献調査や関係機関へのヒアリング調査を行なうことにより、こうした物流情報化に関する最新動向を把握する。

・情報ネットワーク技術の開発,導入状況

・規約の標準化に関する開発・導入状況

・各輸送機関別(道路交通、鉄道、海運、航空)における物流情報化の状況

・生産・流通における情報化の開発・導入状況 等

2]物流情報化に関する構造改革の効果・影響

現在進められている構造改革は、物流情報化にも大きな効果・影響を与えることが予想されることから、これらに関する動向を把握するとともに、その効果・影響について検討する。

 

(3) 地域における物流情報化に向けた国内外先進事例の研究

 

1]国内先進事例研究

物流情報化を初めとして、地域的な情報化の推進に取り組んでいる先進的な事例を取り上げ、その取り組み内容や情報化の進展状況、課題などを把握することにより、九州という地域として物流情報化に取り組む際に活用できる点、課題となる点を検討する。

・地域情報化の先進事例(物流情報化以外も含めて)

・地域流通VANなど民間レベルでの地域での物流情報化事例

・行政の参加した地域での物流情報化事例 等

 

 

 

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