図3.2.2-3 「速度制御に必要な情報の範囲」と「仮想停止点」(その2)
3.2.2.3 最小運転時隔の検討 運転時隔は、前方列車と後続列車との運転間隔を時分で表したもので、線区を通して最小となるものを最小運転時隔という。 本システムの最小運転時隔の式について検討した。前方列車と後続列車との間に後続列車の速度に応じて停止制御に必要な最小限のブレーキ距離を常に確保することを前提とした移動閉そくの駅近傍における理想式に、位置情報などの伝送周期、走行距離積算誤差に影響する位置補正など想定される要素を加えたものとした。式を(式3.2.1)に示す。
3.2.2.3 最小運転時隔の検討
運転時隔は、前方列車と後続列車との運転間隔を時分で表したもので、線区を通して最小となるものを最小運転時隔という。
本システムの最小運転時隔の式について検討した。前方列車と後続列車との間に後続列車の速度に応じて停止制御に必要な最小限のブレーキ距離を常に確保することを前提とした移動閉そくの駅近傍における理想式に、位置情報などの伝送周期、走行距離積算誤差に影響する位置補正など想定される要素を加えたものとした。式を(式3.2.1)に示す。
T:最小運転時隔 [sec] α:前方列車の加速度 [km/h/sec] β:後続列車の減速度 [km/h/sec] V:停車場に進入するときの速度 [km/h] L:列車の編成長 [m] A:ブレーキをかけたときの空走時分 [sec] B:停車時分 [sec] Td:伝送周期 [sec] Ss:停止余裕距離 [m] Sd:地上装置間隔(補正間隔) [m] r:走行距離に対する誤差 [%]
T:最小運転時隔 [sec]
α:前方列車の加速度 [km/h/sec]
β:後続列車の減速度 [km/h/sec]
V:停車場に進入するときの速度 [km/h]
L:列車の編成長 [m]
A:ブレーキをかけたときの空走時分 [sec]
B:停車時分 [sec]
Td:伝送周期 [sec]
Ss:停止余裕距離 [m]
Sd:地上装置間隔(補正間隔) [m]
r:走行距離に対する誤差 [%]
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