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パターン3,複合型製造方式;

その他の方法で行う製造事業者

 

1.1.3 品質管理手法の変遷

a)従来の品質管理手法

製品が少品種少量生産されていた時代には、良質な製品を作り出す方法は経験と勘を主体としたものであり、工程途中での確認ではなく、完成した製品を総合的に確認して良否を判定する流れであり、最終的な検査で製品の選別をすることが一般的であった。

その後、世界の経済的発展に伴い、多品種多量生産が行われる時代になると、製造事業者は顧客との契約による適正な品質の製品を納期通りに納め、かつ、その中で適正な利潤を得る方法を検討する必要が生じた。

そこで最も経済的かつ効率的に良質な製品を作り出すための方法として、品質管理が導入されるようになった。

従来の品質管理は当事者間を対象としたものであり、第3者的立場からの評価は重要視されていなかった。当事者さえ納得すれば、製品の品質は、市場毎に定められた日標値を満足すればよいものであった。

b)現代の品質管理手法

現代の品質管理は、製品の製造工程のみを対象とするのではなく、企業全体の品質保証システムを対象として、顧客の要求する製品を、設計〜製造〜納品〜アフターサービスの全ての工程において、いかにして経済的かつ効率的に供給するかを命題としている。

そのため、単に製造工程のみならず、経営者の経営方針にも波及して評価され、さらには品質保証システムの安定と高揚のための是正処置を要求している。

また、これらの品質保証システムは当事者のみが納得すればよいという独善的なものでなく、第3者がその妥当性を検証して公表し、誰もが統一された基準に従い評価できる透明性のあるものとなっている。

経済社会のグローバル化と共に、この評価方法も国際的に標準化したものとして、ISO 9000シリーズやISO 14000シリーズが普及しつつある。

 

 

 

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