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(2) 使用上の注意

(a) 計器には、過度の振動や衝撃を与えない。

(b) 計器には、最大目盛以上の値を加えない。

(c) 直射日光の当たる場所、外部磁界のある場所での使用は避ける。

(d) 測定の精度を高めるために計器の指示はなるべく最大目盛からその1/2の間の目盛で読み取れる様な測定範囲を選ぶこと。

(e) 使用を中断するときは、切換スイッチを「オフ」にするか、切換スイッチの電流レンジを最大にしておく。

(3) 保管上の注意

(a) 直射日光の当たる場所、外部磁界のある場所、高温高湿な場所での保管は避ける。

(b) 切換スイッチを「オフ」にする。切換スイッチがないときは電流レンジを最大にしておく。

 

7-1-1 回路計(テスター)

直流・交流の電圧・電流及び抵抗などを1個の計器で便利に測定しうるように、可動コイル形計器と整流器、抵抗器、スイッチなどを一体にまとめたものである。計器は50μA〜1mAのもので、電圧計は1,000 又は2,000 Ω/Vである。抵抗測定の場合は自蔵の乾電池を用いる。なお、回路計には測定値を数値で直読できるデジタル式のものもある。

回路計(テスター)の一例を<図 7-1-1>に、測定方法の一例を次に示す。

(a) 測定の準備:メーターが0位置を示すよう、0位調整器を回して合わせる。

(b) 直流の測定:レンジ切換えつまみを直流電圧又は直流電流の適切なレンジに合わせ、被測定回路の極性に合わせテストリードを当て、レンジにあった目盛を読み取る。

 

 

 

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