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(b) 陽極の位置は、軽喫水線下の船体水浸部の全体に均一な電流分布を与えるところでなければならない。大容量の陽極を数少なく配置することは装置価格や工事費の面で有利であるが、均一な電流分布を得るには小容量の陽極を数多く配置することが必要となる。

(c) プロペラ周辺は十分な防食電流を必要とするので、陽極の位置はプロペラから15〜25m付近とし、これをベースに前部の位置を決める。

(d) 陽極は、容量、位置ともに左右対称にするのが一般的である。

(e) 位置の決定にあたってはアンカーチエーン、タグボートで損傷を受けないこと、シーチェストや外板開口部から離れていることなどの考慮が必要である。

 

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<図 6-7-4>電極の配置方法

 

6-8 電波障害対策

電波障害とは、電波がエネルギーの形で他の正常な動作を破壊する現象と言い表すことができる。船舶で起こりうる電波障害には、高電力電磁界の中に直接人体あるいは他の生物体が置かれたときに生ずる生化学的な作用と電磁波による電子機器の誤作動などがあるが、機器の電磁適合性については各機器の性能基準として規格化されているので、ここでは生化学的障害とその予防方法について述べる。

 

 

 

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