5-2 インマルサットCアンテナ 一般に無指向性の空中線が使用される。 空中線の取付場所は、レーダー輻射波の照射を受けず、HF空中線から5m、VHFやGPSの空中線から4m以上離すことが望ましい。また、“船首及び船尾側の仰角 -5 度から90度まで並びに両舷の仰角-15 度から90度までの範囲にシャドーセクターが2度を超える障害物がない位置”を選ぶこと。(<図 5-2-1>参照)
5-2 インマルサットCアンテナ
一般に無指向性の空中線が使用される。
空中線の取付場所は、レーダー輻射波の照射を受けず、HF空中線から5m、VHFやGPSの空中線から4m以上離すことが望ましい。また、“船首及び船尾側の仰角 -5 度から90度まで並びに両舷の仰角-15 度から90度までの範囲にシャドーセクターが2度を超える障害物がない位置”を選ぶこと。(<図 5-2-1>参照)
<図 5-2-1>取付場所とシャドーセクター
無指向性空中線は、空中線から1mの範囲内にある物体で2度を超えるシャドーセクターを生じさせるものは、性能を大きく低下させるので、注意する。この場合、障害物を避けるために高所に取り付けると振動の問題があり、現実にはマストなど円筒状の障害物は避けられない場合が多い。このため、事前に船体図により全方位に対する最大損失を算出して、少なくとも損失が4dB以内になるような場所を見付け、メーカー、造船所と協議のうえ最終的に取付場所を決定する。
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