4-3-5 接続箱など
接続箱の一般的な取付要領は次のとおりである。
(1) 大形接続箱
(a) 配線を短くする目的で、接続する機器群の中心近くに装備するように努める。
(b) 多数のケーブルを導入部付近で交差することなく整然と布設するために、わん曲を考慮して、導入部の上部又は下部には十分なスぺースを確保しておく。
(c) 保守点検の便を考慮し、作業者が近寄り易い場所で、人の手が届く範囲が望ましい。少なくとも脚立に立ってチェックできる範囲とする。
(2) 小形接続箱
(a) 内張りのある部屋に取り付ける場合は、一般的に、天井に埋め込む。この場合、極力、内張りの色と合わせる。
(b) 天井裏に取り付ける場合は、保守点検のため点検孔を設ける。
接続箱の取付場所の一例を<図 4-3-7>に示す。