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<図 2-5-2>貫通金物部でのケーブルの接地方法

 

(3) 布設部でのケーブルの接地

レーダー用ケーブルにおいて、ケーブルの両端及びケーブルの途中で接地を行って妨害雑音の除去効果を上げる場合には、ケーブルの布設部において、次の方法で接地工事を行う。(<図 2-5-3>参照)

なお、鉛被ケーブルの場合は接地工事の必要はない。

(a) 押さえバンドによる接地

押さえバンドによる接地はケーブルの両端で行う。接地線の代わりに編組線をがい装に巻き付け、その端末にはんだ付け又はクランプによって接地端子を取り付け、それを押さえバンドの締付ねじに共締めしてもよい。

(b) 巻きバンドによる接地

鋼船の場合で、がい装ケーブルを巻きバンドで固定するときは、自然接地として差し支えない。ただし、この方法は完全な接地は期待できないので、なるべく避けた方がよい。

 

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<図 2-5-3>ケーブル布設部での接地方法

 

 

 

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