2-3-1 ケーブルの支持金物
ケーブルを支持するためのもので、布設するケーブルの本数や場所によって種々の形状のものが使用される。
ケーブルの本数が多い場合には、一般的に、ケーブルハンガ、トランク、ダクトなどが使用され、本数の少ない場合には電線馬(サドル)、電線管などが使用される。
支持金物の材料は振動に強く、加工の容易さや接地などから軟鋼製のもの(SS400(JIS G 3101-95)に亜鉛めっきを行ったもの。)が多く使用されている。
(1) ケーブルハンガ
単独ハンガと組立ハンガ(通称「ハシゴ」)とがあり、取付方法によりねじ止式と溶接式とが、また、ケーブル固縛方法により巻きバンド用と押さえバンド用とがある。巻きバンド式ケーブルハンガの一例を<図 2-3-1>に示す。