CRTディスプレイ
陰極線管(Cathode Ray Tube)の頭文字を取ったものでブラウン管とも呼ばれる。文字を表示するものをキャラクターディスプレイ、図形を表示するものをグラフィックディスプレイという。
カラ-CRT(カラーブラウン管)は、光の3原色信号(赤・緑・青、RGB)によって制御された電子ビームを発射する3本の電子銃と、色選別を行うためのシャドウマスクと、赤・緑・青に発光する蛍光体を規則正しく塗り分けてある蛍光面とで構成されている。電子銃から放出された電子ビームは、各電極(電子レンズ)を通過し、赤・緑・青の各電子ビームをシャドウマスクの穴の一点に収束させ交差させ、蛍光面に当たって発光させる。シャドウマスクは、各色の電子ビームはそれぞれの蛍光体のみに当たるように色選別を行っている。電子ビームは、偏向コイルにのこぎり波状の電流を流すことによって、水平・垂直方向に偏向されて画面全体の蛍光面に当てられる。
CS放送
通信衛星(Communication Satellite)を利用して行う衛星放送サービスでテレビ放送を行う『CSテレビ放送』とPCM音声放送を行う『CS音声放送』の2種類あり、いずれも有料放送である。BSとCSとは、静止位置が異なるためアンテナの向きが違う、偏波面が違う(BS:円偏波、CS:垂直/水平)などの相違点がある。
[D]
DGPS ⇒ 3.12
DISPLAY BASE
ECDISで電子海図表示時に必ず表示しなければならない情報のことで、海岸線、指示航路、縮尺などの基本情報をいう。
DSC ⇒ 4.5
DSTN液晶(Dualscan STN)
画素数の多い画面に対応するために、STN液晶ディスプレイの画面を上下2つの画面に分けて別々に駆動するようにした液晶をいう。
DSU(Data Service Unit)
デジタル回線の端末器で送信データに同期用のフレームビットと制御情報を示すステータスビットを挿入して伝送する。受信の際には、これらの挿入されたビットを取り除き受信データを作成する。アナログ回線での端末機器モデムに相当する。