サイリスタ(thyristor)
サイリスタは、シリコン制御整流素子(Silicon Controlled Rectifier)の頭文字を取ってSCRと略称される。サイリスタは4層のダイオード(PNPN)で構成され、アノード、ゲート、カソードと呼ばれる端子を持っているスイッチング素子である。ゲートを開放した状態では、順方向に高抵抗であるが、ある電圧(ブレークオーバ電圧)を超えると急激に電流が増加して高伝導となる。この現象を点弧という。ゲートに電流を流すことによってブレークオーバ電圧が低下し、低い順方向電圧でも点弧するようになる。ゲートに電流を流し一度点弧させるとゲート電流を切っても高導通状態は保持されゲートの制御機能は失われる。高抵抗状態に戻すにはアノード電圧を保持電圧以下又は逆方向にかけなければならない。
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磁気あらし
太陽からの磁力線の変化により、電離層が地球的規模で影響を受け短波通信が数日間通信不能となる現象をいう。
シフトレジスタ(Shift register)
保持されたデータを送り信号(シフトパルス)によって、同時に1桁づつ移動することのできるレジスタのこと。
周波数シンセサイザ(frequency synthesizer)
シンセサイズ(Synthesize)とは合成するという意味で、一つの又は少数の高精度、高安定度の発振器により、これと同じ精度、安定度を持つ多くの周波数を合成していくことである。
周波数と波長
電波の波長をλとすると、周波数fとの関係は次式で示される。
λ[m] =3×108[m/s ]/f[Hz]
周波数変調(FM:Frequency Modulation)
信号波で搬送波の周波数を変化させる変調方式で、比較的広い周波数帯が必要で回路構成も振幅変調に比べて複雑であるが、雑音の影響を受けにくく品質の良い通信が可能である。
振幅変調(AM:Amplitude Modulation)
一般に、信号波を変調するには搬送波と呼ばれる正弦波が必要で、変調波の周波数は搬送波周波数によって決められる。振幅変調は、信号波に従って搬送波の振幅を変化させる方式で、必要な周波数帯域が少なくてすみ、回路構成も比較的簡単なので古くから用いられてきたが、雑音の影響を受けやすいという欠点を持つ。