伝導性妨害は機器の設置場所にもよるので予め妨害波の環境を測定することが望ましいが、開発段階で<図12.6.6>の対策が取られている。
高インピーダンス素子の挿入-チョークトランスを挿入して妨害波を阻止する。
バイパスショート-線路とアースの間にコンデンサーを挿入して、妨害波をショートする。
平衡化-回路電流を平衡させてコモンモード成分を減少させる。
入出力分離-絶縁トランスや光結合回路により妨害波源インピーダンスを見かけ上高くして侵入し難くする。
小ループ化-配線を短くしたり、アース点を集中したりして回路を小ループ化することから誘導される磁界を少なくする。