[参考] 船用鉛蓄電池(JIS F 8101-92)の規格の一部を抜粋したものを<表 10.2.4>に示す。
[参考]
船用鉛蓄電池(JIS F 8101-92)の規格の一部を抜粋したものを<表 10.2.4>に示す。
<表 10.2.4>蓄電池の形式と定格容量
(注)10時間率で200[Ah]の定格容量の蓄電池は、20[A]で放電した場合、10時間公称電圧を保ち、使用に耐えるという意味である。 船用鉛蓄電池の放電時間率と容量の関係を<図 10.2.1>に示す。この図は、放電時間率容量特性を示すもので、10時間率で100%容量を持つ蓄電池を基準としている。
(注)10時間率で200[Ah]の定格容量の蓄電池は、20[A]で放電した場合、10時間公称電圧を保ち、使用に耐えるという意味である。
船用鉛蓄電池の放電時間率と容量の関係を<図 10.2.1>に示す。この図は、放電時間率容量特性を示すもので、10時間率で100%容量を持つ蓄電池を基準としている。
<図 10.2.1>放電時間率と容量の特性図
[図の読取例] 200[Ah]の蓄電池を28.6[A]で放電させる場合、その放電時間率は7時間(*1)となり、横軸の7時間率に対する容量(縦軸)は91%と読み取れる。したがって、この電流値で使用する場合の残存容量は182[Ah](*2)になるので、6.4時間(*3)の使用に耐えることが分かる。 (*1)200[Ah]÷28.6[A]=7[h] (*2)200[Ah]×91%=182[Ah] (*3)182[Ah]÷28.6[A]=6.4[h]
[図の読取例]
200[Ah]の蓄電池を28.6[A]で放電させる場合、その放電時間率は7時間(*1)となり、横軸の7時間率に対する容量(縦軸)は91%と読み取れる。したがって、この電流値で使用する場合の残存容量は182[Ah](*2)になるので、6.4時間(*3)の使用に耐えることが分かる。
(*1)200[Ah]÷28.6[A]=7[h]
(*2)200[Ah]×91%=182[Ah]
(*3)182[Ah]÷28.6[A]=6.4[h]
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