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第6章 船内通信・信号装置

 

6.1 汽笛・電子ホーン・拡声器

汽笛は、船舶の運航上重要な機器である。汽笛は、動力源及び発音機構の方式から、<表 6.1.1>のように分類される。

 

<表 6.1.1>汽笛の分類

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汽笛吹鳴制御装置は、信号発停に適合した電気制御回路で構成され、自動信号装置が設けられている。これは、主に霧中信号を発信するもので、信号に応じた吹鳴休止時間を前もって設定しておき、タイマーにより反復動作させるものである。

また、音響信号と同時に動作する視覚信号として、白煙信号装置又は発光信号装置が併用される場合があるが、このときは汽笛の制御回路と連動する別の回路を設け、汽笛と同時に動作するようにする。

電子ホーンは、発信音を電子回路により増幅し、スピーカから強力音を発生する警報音発生器で、従来から船内の信号や警報発生器として使われてきたベルやブザーなどに代わって、機関室など騒音の大きい場所で使用される。なお、信号の種類は、連続、断続、高低音交互断続の3種類がある。

 

 

 

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