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<図 5.2.1>気象観測衛星の配置とサービスエリア

 

使用周波数は1,690-1,692 MHz、送信出力は 55.5 dBmである。チャンネル数は可視波長4(予備4)、赤外波長3(同1)、画像走査線数は可視波長10,000本、赤外波長2,500本、分解能は衛星直下で可視波長 1.25km、赤外波長5.0kmである。

受信は衛星を自動追尾するアンテナによる。受信予定時間になると、コンピュータ制御により、受信信号が最強になるよう方向の補正を行い、安定した受信状態が維持される。アンテナで受信された信号はダウンコンバータで伝送が容易な低い周波数に変換され、受信器で増幅・復調され、画像処理装置でデジタル処理してディスプレイに表示される。

「ひまわり」のサービスエリアから次の衛星エリアに入ると、使用周波数は同じであるので、その気象衛星を追尾して受信できる。さらに、気象FAXの受信装置を付加することで、「ひまわり」の画像情報に気象図を重ねて表示することもできる。

「ひまわり」受信装置の構成の一例を<図 5.2.2>に示す。

 

 

 

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