4・5・2 電路の絶縁抵抗試験
動作・性能試験前後に電路の絶縁抵抗を計測し、船舶設備規程第261条に掲げる基準に適合していることを確認する。
計測は500V絶縁抵抗計(船舶電気装備技術講座(GMDSS)基礎理論編第8章8・2・2参照)により行なう。なお、GMDSS機器のほとんどは半導体回路が使用されているのでメーカと十分協議し、主回路から切り離してテスター(船舶電気装備技術講座(GMDSS)基礎理論編第8章8・2・1参照)で測定するなどの注意が必要である。
4・5・3 性能試験
試験を行なう際には、メーカーでの試験成績書と照合し異常のないことを確認すること。
(1) 電源電圧の測定
各相間について測定し、規定値となっていることを確認する。
(2) 動作試験
各装置について実際に動作させ、各部の機能が正常に動作し異常のないことを確認する。