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7] 船内装置は荒天航行中に観測者が寄り掛ることが多いので本体重量を支えるのみでなく、また、同時に振動や衝撃による加速度の影響を受けるので、船体に強固に取付けなければならない。

8] 配置、取付方法、接地方法のほか、機器配置に関しては無線機器メーカーの工事要領書に従って工事を行うこと。

(2) ナブテックス受信機

船橋又は船舶の上部に装備する。

捜索又は救助の情報を受けた場合の警報を船橋で聞取ることが必要なため、一般的に操舵室に装備する。

受信機は軽量・小型で、角度を変えられるコ字形取付台が付属されているので、卓上、壁、天井等自由な場所に容易に取付けることができるようになっているが、装備高さは操作の容易さやプリンタ用紙の交換を考慮して1500mm〜1800mm程度を標準とする。

ケーブルの導入口はすべて背面となっているので背面のスペースを十分にとる。図4・37は、計器棚等に装備した例を示す。

 

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図4・37 ナブテックス受信機装備例

 

(3) VHF無線電話装置

船橋、その他管海官庁が適当と認める場所に装備する。

一般的に、他の船舶の動向を見ながら通信するのに便利な場所である操舵室の前壁に装備する。なお、操だ室両翼にハンドセット用レセプタクル(キャップ付)を装備する。

 

 

 

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