6] その他、機器に妨害を与える電路
(ロ) 敏感電路
1] 受信空中線電路
2] マイクロフォン用電路
3] 各種の検出端からの入力信号伝送電路
4] 本質安全機器に接続される電路
5] その他、妨害を受けやすい微小信号電路
(ハ) 一般電路
上記を除くすべての電路
(ii) 電路の分離
電路の分離は次によることが望ましい。
1] 敏感電路と妨害電路を平行に布設する場合は、それら相互の間隔は、可能な限り500mm以上とし、少なくとも250mm以上離すこと。
2] 敏感電路と妨害電路を250mm未満の間隔で平行に布設しなければならない場合には、その近接布設長は5m以下とすること。
3] 敏感電路は、一般電路から50mm以上離すか又はシールド付きの電線を使用する。
4] 敏感電路と妨害電路を交差させる場合は、直交させるか又は200mm
以上の間隔をとって交差させること。
5] 敏感電路と妨害電路とを同一の多心ケーブルに収めてはならない。
(iii) 電路の遮へい
1] 電路の分離をしても効果のない場合や何等かの理由で分離することができない場合は、適当な遮へいを施して妨害を低減させること。
2] 電路の遮へいは、接地された金属隔壁若しくは金属コンジットによるか又は適当な遮へい付きケーブルによること。
(iv) 電線のよじり(ツイスト)
1] 特に低レベル信号を伝送する敏感電路は、より線(ツイストケーブル)を用い、全長にわたって遮へいされることが望ましい。
2] より線は、次の方法によることが望ましい。
・対称性に注意して均一によじる。
・よりのピッチは約50mm以下とする。