2] 簡単な使用方法
3] 使用している一次電池の有効期限の日付
4] 送信機にプログラムされている識別符号
(i) 衛星EPIRBの遭難警報信号は、G1B級の電波を使用して406.025MHzの周波数で送信すること。
(j) 送信信号とメッセージのフォーマットの技術的特性は、CCIR(ITU-R)の勧告663によること。
(k) 不揮発性の記憶装置を使用して、衛星EPIRBの遭難メッセージの固定部分が記憶できること。
(l) それぞれの識別コードを全メッセージの一部とすること。
1999年2月1日までは、この識別コードは3桁の登録国コードの後、次による。
1] 無線通信規則の付録43による6桁の船舶局の識別
2]独自の製造番号
3]コールサイン。基準は方法1]である。
1999年2月1日以後は、すべての新ビーコン装置は方法1]によること(コード割り当て方法は1995年2月1日までに見直すこと)。
(m) 121.5MHzのホーミング信号は次によること。
1] 406MHz信号の送信中の最大2秒までの中断があるかもしれないものを除いて、連続送信であること。
2] 掃引の方向を除いて無線通信規則の付録37Aの技術特性によること。掃引は上向き、下向きのいずれかによる。
(n) 自由浮揚の開放と動作開始機構は、沈没しつつある船舶から衛星EPIRBを自動的に開放し、その自動的な動作開始を達成するもので、その機構は次によること。
1] 開放機構は如何なる向きででも、4mの深さに達する前に動作するように設計したものであること。
2] -20℃から+55℃の温度範囲を通して動作できること。
3] 非腐蝕性の材料で構成し、装置のいかなる作動不良の原因となるような劣化を防ぐこと。自由浮揚の開放機構の部品として亜鉛めっき、その他の金属コーティングは認められない。
4] 装置上に海水の衝撃をうけても、開放されないような構造となっていること。