2] DSCの呼出しは、遭難及び安全関連の呼出しや通常の呼出しに利用することができる。VHFの場合には、適切な設備を有する海岸局を通じて公衆通信網に自動接続することもできる。
3] 受信局においてDSC呼出しを受信したときは、アドレス、送信局の識別、及びDSC通報の内容が表示又はプリントされる。このときは、可聴若しくは可視のアラーム又は、一定の識別の呼出し(遭難安全関連呼出し等)についてはその両方で知らされるようになっている。
4] DSC呼出しの送信速度は、MF及びHFで100ボー及びVHFで1200ボーである。このDSCの呼出しは、送信される呼出しの種類によるが、MF及びHFでは62〜72秒の間で行われ、VHFでは0.45〜0.63秒の間で行われる。
5] GMDSSで使用するデジタル選択呼出システムは、その周波数が次のとおり定められている。
遭難・安全用周波数
2187.5kHz、4207.5kHz、6312kHz、8414.5kHz、12577kHz、
16804.5kHz、156.525MHz