(3) FSK変復調回路
船舶用無線装置において利用されているFSK通信はナブテックス、ディジタル選択呼出(DSC)、狭帯域直接印刷電信(NBDP)であるが、SSB無線電話と共用するため、SSB送信機の入力に可聴周波数を加えてその周波数に周波数偏移キーイングを行う方法が、一般的にとられている。この中心可聴周波数はHF及びMFを使用するものについては1700Hzと決められている。偏移周波数は±85Hzであるので、 状態“1”の場合が1615Hz, 状態“0”の場合が1785Hzとすることも決められている。