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ホ.ケーブルの先端処理の色分けビニルチューブやビニルテープの色分けは下記のとおりとする。

1] 直流の場合

正極(P):赤

中性極(O):黒

負極(N):青

2] 交流の場合

第1相(R,U):赤 R,S,Tは負荷側

第2相(S,V):白 U,V,Wは電源側

第3相(T,W):青

 

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図3・50

(注)はんだはJISZ3282による55sn、50sn又は45snを用いること。

 

ヘ.特殊ケーブルの端末処理は、メーカーの指示に従うこと。

(d) 高周波同軸コネクタの取付け(図3・51参照)

イ.レーダー装備に使用する高周波同軸コネクタ類は、レーダーメーカー支給品で、その取付け方法は、メーカー装備工事用図面等に記載されているのが一般的である。

ロ.参考例(CO2形コネクタ、BNCプラグのオス型の場合)

ケーブル外被を7mmだけ切り取る。

このとき、編組を傷つけないこと。

編組を解きほぐし、誘電体を先端から3mmだけ切り取る。

解きほぐした編組の先端をつぼめ、締付け金具、座金、ガスケット、クランプの順にケーブルに挿入する。

編組をクランプ上に折り返して切りそろえる。ケーブルの中心導体に予備のはんだ付けを行い、中心コンタクトを挿入してはんだ付けする。このとき、中心コンタクトは誘電体と透き間のないようにし、また、熱によって誘電体を溶かさないように注意すること。

 

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図3・51

 

以上のように組み付けたケーブルをコネクタ本体の中に差し込み、締付け金具で固定する。

 

 

 

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