図9・15 直接波と大地反射波の合成
図9・16 物標からの反射波強度の距離による変化
図9・17 物標の距離と高さによる反射波の強度の変化
ここで、図は縦方向に拡大して、また、横方向は縮小して描いてある。いま、距離Rが一定で物標の高さhtが変化をすると、反射波の強度に最大、最小が生じるし、また、htを一定にして距離Rを変化させる、つまり、物標がレーダーに近づいたり遠ざかっていくと、同様に最大、最小を生ずることになる。
図9・18 あるレーダー断面積σをもった“点”物標の探知距離対高さ
これは(9・21)式を変化してht=nRλ/(4ha)又はR=4haht/(nλ) とすると前者はhaとRが一定のときhtの変化によって、また、後者はhaht が一定のときRの変化によって最大、最小になることを示している。
図9・19 高さの異なる“点”物標の距離による反射波強度の変化
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