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1996年の港湾取扱貨物量は5,511,025トンであり、うち、穀物3,672,595トン(うち小麦1,318,476トン、とうもろこし653,186トン)、石油関係1,433,698トン、その他404,732トンである。

1996年の入港隻数は穀物関係276隻、石油関係230隻、その他85隻、合計591隻である。

 

2) 管理・運営

1992年、法律第24,093(港湾法)により港湾の運営権(不動産所有権、開発権限、計画機能、オペレーション等すべて)が中央政府からブエノス、アイレス州に譲渡された。但し、港湾法の第12項により、ブエノス・アイレス港、バイア・ブランカ港、ケケン港、ロサリオ港、サンタフェ港については、州(province)に移管されるまでに、民間の管理組織を作ることとされている。

そして、港湾の全活動は本管理組織に置かれた理事会で決定される。

ブエノス・アイレス州は州法第11,414により、州が管轄する民間団体であり、港湾の全ての管理・運営に対して責任をもつ組織「バイアブランカ港管理組合(Consorcio de Gestion del Puerto de Bahia Blanca)」を設立した。

こうして1993年9月1日に、アルゼンチン国では初めての自治権をもった港が誕生した。

 

現在の理事会のメンバーは次のとおりである。

 

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理事会の決定に対して州は異議を唱える権利が与えられている。

 

港湾の拡張工事は管理組合が実施し、建設された施設は州の財産になる。

 

 

 

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