以前は、CODESPが設備投資資産に充てるためタリフにプラスして港湾付加料金を徴収し、平均して30%をCODESPが使っていた。
港湾審議会はすでに設立されているが、OGMOは未成立である。これはCODESPの2,500人の労働者のうち200人を残してOGMOに登録することとしているが、労働者間で対立があるためである。
(2) リースの方法
CODESPが実施しているリースの方法は、
・CODESPが作成したマスタープラン(実際には未策定)
・リースを受けた企業が場所と計画を提案
・CODESPが提案内容を評価
・公聴会を開いて入札条件を決定
・入札を実施
となっており、マスタープランがない現状では、Unsolicited BOT方式となっている。
なお、9月にリース契約を行ったコンテナ埠頭(TECON)は、以前CODESPが運営していたものであり、250百万米ドル(20年間の総額(毎月定額払い)で、Willson & Sonsという海運会社にリースされた。リースの条件としては、現在のサントス港の利用料金lTEU当り450米ドルを、2年間で1TEU当り150米ドルに下げることである。
(3)将来のCODESPの業務
リース契約により各埠頭の運営が民間会社で実施されると近い将来、CODESPが担当する業務としては、
・リース料金の徴収
・維持浚渫
・開発計画(法線計画)の立案
・臨港鉄道の管理
・臨港道路の管理
・電気、水道、電話、下水道の管理
・港湾警察業務
が残ってくると考えられる。