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硫黄酸化物

 

硫黄酸化物(SOx)は化石燃料の燃焼により排出されますが、それはこれらの燃料が特定の量の硫黄を含んでいるためです。二酸化硫黄(SO2)は酸性化や腐食の原因となり、健康の障害でもあります。1990年代における、より清浄なディーゼル燃料の急速な導入は二酸化硫黄の大規模な削減を意味しました。

 

TCDD

 

TCDD(接受体親和力テスト)は排気ガスと燃料の中の危険な成分を検査する生物学的テストです。

 

植物油

 

野菜を基礎とするオイルはしばしばディーゼル・エンジンで使用されます。オイルのための原材料は、それへのアクセスと同様国毎に違っています。スウェーデンと欧州においては、有力な原材料は菜種です。菜種オイルはディーゼル・オイルより高い潤滑性とやや高い凝固点を持っています。このことは菜種オイルをディーゼル・エンジンの燃料として不適切なものにします。このため、アルコールで再エステル化し、それを菜種エステルに転換することが決定されました。これまでにテストされた菜種エステルは菜種メチル・エステル(RME)です。RMEはわずかな改質の後にディーゼル・エンジンで使用することを可能とする特性を持っています。

 

VOC

 

VOC(揮発性有機成分)は多くの重要な揮発性有機成分の総称として使用されています。突然変異を起こし、発癌性もある特定の成分に関わっているとみられるリスクとは別に、VOCの主要な問題は、これがオゾン形成の主要な要素であるということです。

 

 

 

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