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Figure 4.1.The concept of biogas as a collective term (Maltesson, 1997).

図4.1.総体としてのバイオガスの概念(Maltesson、1997)

自動車燃料のためのバイオガス・システムは、バイオガスは絶えず作り出されているということ、ガスの量は比較的小さく、それは限られた量しか貯蔵できず、自動車の充填タンクは継続的には利用できないという事実を考慮した方法で設計されるべきです。図4.2はバイオガス設備の仕様の主要な形態を図示しています。

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Figure 4.2.Biogas from production to consumption (Maltesson, 1997).

図4.2.生産から消費までのバイオガス(Maltesson、1997)

生産時、バイオガスはメタンと二酸化炭素から構成されています。その比率は使用された汚泥の化学的組み合わせに依存しています。ガスはそれから反応器の中で蒸気により飽和され、その時に他の物質である硫化水素、水素、揮発性有機成分および炭素成分、窒素および酸素がすべて形成されます。しばしば、このシステムは低圧部分において一定の圧力を維持するために装着されたガス・バルブを持っています。使用することができないガスは燃やされます(焼却)。このガスが自動車燃料として使用される前に、このガスは固体の粒子状物質、二酸化炭素、蒸気および他の腐食性成分を分離することにより、純粋化されなければなりません。その目的はできるだけ高いメタンの含有量を達成し、他の物質の含有量を最小化することです。この方法で処理されたバイオガスはその後充填所に送られ、そこで200-250気圧まで圧縮されます。

 

 

 

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