日本財団 図書館


なたねエネルギー穀物のための環境憲章

 

RME用のなたね生産のひとつの側面として、以下を目標とした《環境憲章》があります:

 

-耕地の生産能力を維持する。

-不必要な穀物政策等(組織的な雑草駆除をしないことや、窒素肥料の

制限)を避けることで農家のために十分な収入を確保する。

-環境(水、土壌および大気)のより良い保護に貢献し、特に地下水面の汚染を低減する。

-RME生産サイクルにおけるエネルギーとCO2バランスを改善する。

 

3 産業の処理

 

今日、RME生産はフランスにおいて、よく確立された産業活動です。産業の処理において二つの主要な段階があります:粉砕とエステル化です。エネルギー目的のために、既存のオイル製粉機が使われました。エステル化プラントが90年代初頭以降開発されました。特別RME税金システムの利益を享受するためには、パイロット・ユニットは1992年以降、行政当局により認可されることが必要となりました。認可は1996/97年の年度で32万トンに対して行われ、このうちの12万トンは、全体がバイオ燃料の生産に当てられた最初の設備である、Rouenの生産プラント(エステル分離産業)で生産されました。

 

下記の表はフランスにおけるRMEの主要な生産者であるエステル分離産業の主要な顧客のタイプを示しています。

 

表4:エステル分離産業からのRMEのマーケット・シェア

(1997年:207000トンの販売)

 

052-1.gif

 

伝統的な石油精製の大手(ELF,TOTAL,Shell,Mobil,Fina)の独占は明らかですが、地方の独立石油販売業者がマーケットで2番目のシェアを占めています。

 

4 フランスにおけるRMEの使用

 

広範囲の実験計画が、2%のRME混合物を生産するためのRME生産者と石油業界の間の緊密なパートナーシップに基づき、フランスの戦略を定義づけました:

-混合が行われる基本燃料に対応してディーゼルあるいは国内燃料オイルの名称で一般に販売される5%までのRMEを含む標準化された製品;

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION