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-農業部門における雇用の確保と関係産業での雇用創出(合計:生産されるエタノール10万リッター当たり1人)

-輸入燃料への依存を減らすこと、

-国の貿易収支を改善すること(フランスはエタノール産業のプロセスでの副産物である家畜飼料を輸入しています)。

 

フランスにおけるメチル・エステル

 

1 はじめに

 

現在までのところ、フランスで生産されるほぼすべてのメチル・エステルはなたねから作られています。ヒマワリが近い将来のためのメチル・エステルの原料として、とりわけ1996年に食料以外の目的で栽培されていたヒマワリが重要なものとなったフランスの南西部において、研究されています。なたねとヒマワリの両方が、フランスでは食料穀物として広範に栽培されています。農業作法は非食料用と非常に似ています。しかしながら、食料用と非食料用製品の間の価格の違いは新しい農業の手法を要求しています。(とりわけエネルギー穀物に投入される化学肥料のレベルの削減のために)

 

2 RMEのために栽培されたなたねおよびヒマワリ

 

下記の表はメチル・エステルの生産と消費に当てられたなたねとヒマワリの作付面積の進展を示しています。1996年まで、メチル・エステルはなたねからのみ排他的に生産されていました。

 

表3:なたねとヒマワリの作付面積およびRMEの生産/消費の進展

 

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この表は、Levy Surveyの後1991年末にこのチャネルを採用するという政治的な決断がなされて以降、メチル・エステル用のなたねを栽培する面積が一貫して増加しています。生産のトレンドの中で1996年の大きな変化は、i)余剰農地の減少、およびii)農家のなたね販売価格が非常に低いこと、です。

 

 

 

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