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第1段階:状況把握

状況把握段階では、ガス燃料の開発状況が検討された。車両、エンジン、燃料、燃料貯蔵系に関連する様々なパラメーターが調査された。表5に、回答があった8社のバスの主要諸元をまとめた。

 

表5 欧州の天然ガスバスまたはLPGバスの主要諸元

 

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これらの結果から、第2段階の分析の対象として5台のバスが選定された。選定基準となったのは技術、エミッション、燃料消費量、燃料、調達可能度である。

 

表6に示すエミッション量は、1例を除いて、欧州基準(13モード)に基づく値である。オープン制御のLPGエンジンの値はない。技術比較をした場合、低エミッションにもっとも有望なのは多点噴射の車両である。フィンランド製のLPGバスもかなリエミッションは少ない。他の車両も、エミッション水準は欧州の基準を下回っている。

 

表6 エミッション水準

 

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