セットアップ費
セットアップ費として以下の費用がかかる。
・人材研修(バスドライバー、メンテナンス、管理者に対して。合計585人)
・スペアの部品や特殊器具などの調達費
・1993〜1995年の試験走行期間に任命が必要とされた技術者
これらの合計金額は870万BFにのぼる、新しいシリーズの天然ガスバスを発注する際には、この種の支出は減ると予想される。
<結論>
現在、天然ガスバスの導入プロジェクトが開始されてから4年が経過し、累積走行距離は260万kmにのぼる。このプロジェクトから以下のことが言えるであろう。
・市民やドライバーなどの運行関係者の受け入れ度は問題ない。
・安全性の問題は起きていない。
・ディーゼルバスに比べて騒音や振動が少ない。
・目に見えるエミッションは無く、臭気も無い。
・信頼性や購入しやすさはディーゼルバスに劣る。
・エネルギ‐消費量や費用は、デイーゼルより1kmあたり2BFほど高くなる。
注)lBF(ベルギーフラン)=約3.5円:1998年5月現在
【出典】
「バス・トラックのための省エネルギー・環境配慮型の新技術に関する国際ワークショップ」
配付資料